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スキャルピングによる口座凍結の原因と対策

前回は、恋スキャFXというスキャルピング商材をレビューしましたが、
注意点として、スキャルピングは、証券会社によっては、口座を凍結される、
というリスクを抱えた手法になりますので、
そもそも、なぜスキャルピングをすると口座を凍結されるのか?と、
凍結にならないための対策を書いていきたいと思います。

本当にスキャルピングをしたら凍結されるの?

そもそも、本当にスキャルピングで凍結されることはあるのでしょうか?
大手証券会社の約款の口座解約の部分を見てみます。

GMOクリック証券


引用:https://www.click-sec.com/corp/guide/regulations/pdf/reg_fx.pdf

「第32条本取引・本サービスの利用禁止・解約」の部分に、
「過度の回転売買等不適切な取引であると当社が判断した場合」
という記載があります。

DMM.com証券


引用:http://fx.dmm.com/policy/regulation/rules.pdf

「第7条禁止事項」の部分に、
「短時間での注文を繰り返し行う行為」
という記載があります。

楽天証券


引用:https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/FX/M_MIR_RFX_04.pdf

「第26条解約」の部分に、
「短時間における連続した取引、インターバンク市場の混乱を招く取引、
 当社のカバー取引に影響を及ぼす取引」
という記載があります。

スキャルピングという記載はないものの、「高回転売買」「短時間注文」「短時間取引」
という記載があり、これがスキャルピングにあたります。
禁止事項を行えば、口座を凍結、解約されるのは、ごく当たり前のことです。

そもそも、なぜスキャルピングは嫌われるのか?

各証券会社の約款を見てみると、だいたい短期売買を禁止する注意書きとセットで、
「当社のカバー取引に影響を及ぼす取引」という記載があります。
これはどういうことなのでしょうか?

そもそも、証券会社は、方式の違いにより、OTC方式とNDD方式に大別されますが、
「カバー取引に影響を及ぼす」のは、OTC方式の方だけです。
その仕組みと、それがなぜ「カバー取引に影響を及ぼす」のか?を解説します。

OTC(Over The Counter)方式

この方式は、顧客の注文を全てインターバンクに流すわけではなく、
一部注文を顧客間の売買で相殺させる方式です。いわゆる証券会社の呑み行為になります。

インターバンクに流すのか?流さないか?の判断は、
証券会社のディーラーによって判断されるわけですが、
この判断にある程度の時間を要すため、
それを判断する時間が確保できないスキャルピングは嫌われ、
ひどい場合には口座を凍結される、というわけです。

特に上記「カバー取引に影響を及ぼす」のが顕著になるのが、注文数が多い時のスキャルピングです。
注文数が多ければ、さらにディーラーの判断が追いつかなくなるからです。
指標発表等の材料が出て、レートが乱高下するような時は、注文数が多いため、
このような時のスキャルピングは、凍結のリスクがかなり高くなります。

証券会社が注文を呑むため、証券会社と顧客の間で、
損益の相反関係も成り立つのが大きな特徴です。

NDD(ノーディーリングディスク)方式

その名の通り、ディーラーがいない、
つまり客の注文は全てインターバンクに流すのがこの方式です。

前者のように、ディーラーの判断は入りません。
判断が入らないということは、それに要する時間も必要ないため、
スキャルピングをしても口座を凍結されることはありません。

この場合、証券会社の利益は、売買手数料のみから発生することになり、
前者のような、証券会社と顧客の間で、損益の相反関係も成り立たず、
とてもクリアな取引ができると言われています。

参考までに、ヤフーグループが運営する証券会社でYJFX!というものがあり、
YJFX!はOTC方式になりますが、C-NEXというNDD方式のサービスも提供しています。
つまり、同じ証券会社で、OTC方式とNDD方式の双方があるわけです。
そして、ここにスキャルピングの凍結に関する質問をすると、
YJFX!はスキャルピングで口座凍結の可能性があるが、
C-NEXはスキャルピングをしても口座凍結しない、とはっきり言われます。

つまり、これで明確な切り分けができるわけです。
スキャルピングで凍結するのは、証券会社起因ではなく、
方式起因(OCT方式/NDD方式)と結論づけることができます。

NDD方式はスキャルピングを禁止していない

上述の通り、NDD方式であれば、スキャルピングは禁止されていません。
むしろ「スキャルピングOK」と明言している証券会社もあります。


引用:http://www.jfx.co.jp/

スキャルピングOKを明言しているJFXの約款を見てみます。

解約の部分に、短期売買に関する記載はありません。

あいまいな規定は守れないので使わない

約款を見てみると、禁止行為として、「短時間での注文を繰り返し行う行為」
という表現がありますが、ここがかなりあいまいです。

さすがに1秒前後でれば、短期間と認識できるかもしれません。
でも、30秒くらいなら大丈夫?短期間と認識されないのでしょうか?
それとも、10分であっても短期間という認識になってしまうのでしょうか?
それは、証券会社のみしか知りえないのです。

「エントリーしてから1分間以内に決済することを禁止します」
これなら、顧客はルールを守ることができますが、
短期間という表現のあいまいなルールだと、顧客はルールを守りたくても守ることができません。

1分なら大丈夫?
5分なら大丈夫?
10分なら大丈夫?
これを議論するのは不毛です。

「短期間」と書いてある以上、はっきりとわからないので、
わからないのであれば、そこでトレードすべきではないのです。

ルールを守りたくても守れない以上、そこで取引する行為は、
口座を凍結されるリスクがあり、とても危険だからです。

さすがに1時間以上なら、短期間と認識されることはないと思うので、
このようなデイトレーダーからですね、この約款のある証券会社が使えるのは。

OCT方式は勝ちすぎたら口座を凍結される可能性もある


上記動画は、GMOインターネット株式会社第15回個人投資家さま向けライブ説明会の動画です。
この動画の25分のところ以降で
「スキャルピングで18億円ぐらい、うちのGMOクリック証券がお客様に負けた」
ということが言われています。

GMOクリック証券は、OCT方式の証券会社です。
OTC方式は、証券会社が顧客の注文を呑みむため、
証券会社と顧客の間で、損益の相反関係が成り立っています。
顧客の利益=証券会社の損失、顧客の損失=証券会社の利益となっています。

口座を凍結する原因として、約款に記載してある通り、
単純にスキャルピングがカバー取引に悪影響を与えるので
口座を凍結される可能性も、もちろんあるわけですが、
この他、OCT方式の場合、顧客が勝ちすぎたから、
つまり証券会社に損失をもたらしたから口座を凍結される可能性も出てくるわけです。

なぜ、あいまいな表現になっているのか?

上述の「短期間」のルールもそうですが、これ以外にも、証券会社の約款の、
凍結に関する部分を見てみると、そのほとんどが、最後の方に、
「その他当社がお客様との取引を円滑に進めることができないと判断した場合」というような、
かなりざっくりとした表現のルールがあります。

なぜ、このような、あいまいなルールが多いのでしょうか?

もし仮に、口座を凍結される理由が、上述の後者の理由である場合、
つまり、顧客が勝ちすぎたから口座を凍結されるのであれば、
あいまいな約款にしている理由が見えてきます。
※以降は仮説の話です

例えば、交通ルールで考えてみます。
以下の禁止行為を行った場合、免許を取り上げます。
①赤信号では止まらなかった場合
②規定スピードを30キロ以上オーバーして走った場合
③お酒を飲んで運転した場合
④その他、警察官が、交通を円滑に進めることができないと判断した場合
どうでしょうか?
①~③は守ることができます。でも、④は守ることができないのです。
警察は、客に、守ることができないルールを課し、
警察官の思うがままに、ルール違反として免許を取り上げることができる状況を作っているのです。

例えば、「あなたはさっき一瞬だけよそ見をしたので、これにより事故を起こす可能性があり、
もしそうなれば、交通を円滑に進めることができないため、免許を取り上げます。」
これが、まかり通ってしまうわけです。

FXの約款も、全く同じことです。
現に、約款の、凍結に関する記載の部分に、短期売買に関する記載は一切なくても、
短期売買は、「その他当社がお客様との取引を円滑に進めることができないと判断した場合」
に該当するため、口座凍結の対象となります、としている証券会社も存在します。
OTC方式で、短期売買に関する記載がない証券会社は、だいたいこのパターンです。

このような、あいまいで、ざっくりとした約款を作ることによって、
証券会社の思うがままに、規約違反として、顧客の口座を凍結させることができる
状況を作っている可能性があるわけです。

では、証券会社が凍結したい客とは、どのような客なのでしょうか?
それは、上述の通り、証券会社に損失をもたらす、勝っている顧客です。

そもそも、客の注文を呑むことがおかしい

そもそも、OTC方式は、証券会社が顧客の注文を呑み、
証券会社と顧客の間で、損益の相反関係が成り立っているがために、
顧客は、様々な不安要素を抱えながらトレードすることになります。

口座凍結まではいかないにしても、ストップ狩りや、くるくるタイム、レートずらしなど、
顧客は、利益を抜かれたかも?と疑いながらトレードすることになります。

そうではなく、証券会社は顧客の注文をインターバンクに流すだけ。
利益は、手数料のみからしか発生しない。
これが、証券会社の本来あるべき姿ではないでしょうか?

そして、実際に最近になって、このようなクリーンな方式である、
NDD方式の証券会社も増えてきています。
これは、トレーダーにとっては、かなり喜ばしいことです。
今後は、このNDD方式が主流になることを期待します。

その為にトレーダーができることは、NDD方式の証券会社を使うことです。
そうすることで、証券会社の利益(もちろん売買手数料からのみ)に貢献し、
その積み重ねにより、証券会社は、さらなる拡大をはかることができます。

最近はNDD方式でも、OTC方式とほとんどスプレッドも変わらないくらい低くなってきているので、
NDD方式の証券会社を使うデメリットはほとんどありません。
以下、NDD方式の証券会社一覧です。
・ヒロセ通商株式会社
・JFX株式会社
・セントラル短資株式会社
・FXCMジャパン証券株式会社※現在は楽天FX傘下
・YJFXのC-NEX

口座を開設するならポイントサイト経由で

口座を開設する場合は、ハピタスのようなポイントサイト経由で開設することで、
証券会社のキャッシュバックとは別に、ポイントサイトからもキャッシュバックが入ります。

以下はDMM.com証券の例ですが、このようにハピタス経由で口座を開設ことによって、
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ほとんどの証券会社に対応しているので、
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